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JPMがお届けする不動産コラム 2008/5/26 vol. 19
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■新線・新駅誕生で資産価値上昇!
新線・新駅開業エリア周辺は、当然、交通利便性が飛躍的に向上するため、資産価値の上昇が見込めます。
実際にどの程度上昇するかはケースバイケースですが、過去の新線・新駅開業の事例をみると、大江戸線開通に伴い中井(新宿区)・赤羽橋(港区)で前後1年間ほどの間に、約14%の上昇が観測されています。
今年の春だけでも幾つかの、新線開通がありましたので、首都圏の鉄道網がどのように変わったのか、みていきましょう。
■横浜市営地下鉄 グリーンライン
横浜線中山駅と東横線日吉駅を結ぶ横浜市営地下鉄4号線(通称グリーンライン)が3月30日に開業しました。
これにより従来バス便エリアだった「北山田」から「渋谷」まで、なんと26分で行けることになりました。
港北ニュータウンに2本目の鉄道開業により、今後のさらなる活性化が予想されています。
ちなみに、港北ニュータウンの1本目の鉄道は、従来の市営地下鉄3号線のことですが、今回のグリーンライン開業に伴い、「ブルーライン」を通称名に採用しています。
■副都心線
埼玉の和光市と渋谷間を結ぶ副都心線が、きたる6月14日に開業予定です。
開業後は、和光市~渋谷間が29分で、池袋~渋谷間が11分(急行運転)で利用可能になります。
これによって、和光市方面からも新宿・渋谷までが直通で30分圏内に入ることになります。
これは嬉しいですよね!
また、「和光市」において東武東上線と、「小竹向原」において西武有楽町線・池袋線との乗り入れが予定されており、周辺路線も利便性の向上も見込まれています。
さらに、2012年に予定されている副都心線と東急東横線が乗り入れれば、横浜~和光市が55分、横浜~池袋までなら37分で結ばれることに。
これにより従来、非常に不便だった埼玉西南部と横浜エリアをつなぐ「埼玉・東京・横浜」の一大ネットワークが完成することになります。
■日暮里・舎人(とねり)ライナー
3月30日に、山手線の日暮里駅から、足立区の見沼代親水公園駅までを結ぶ新交通システムが開業しました。
この開業によって、もともとバス便しかなかった足立区西部エリアの利便性が大幅に改善されることに!
もともと23区内で1番マンション価格が安い足立区に新路線が開業したことによって、検討できるエリアの一つとしてみても良いかもしれませんね。
■延伸・急行運転開始
3月28日から、東急大井町線の二子玉川~大井町間で急行運転がスタートされました。
これにより、同区間内が18分で移動可能になります。
続いて2009年には田園都市線溝の口まで延伸予定もあり、ラッシュ時の混雑緩和が予想されています。
また、6月からは東急目黒線も日吉まで延伸されるため乗換えが可能になり、さらに都心へのアクセスが良くなる見通しです。
上記以外にも、今後の首都圏における鉄道網の計画はまだまだあり、さらに便利になるエリアが広がりそうです。
今後、住宅購入を検討する時に、参考にしてみて下さい!