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JPMがお届けする不動産コラム 2009/8/31 vol.59
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ついに、歴史的政権交代が実現されましたね~!
ぜひ国民の声を反映させた政治に期待したいですね。(^_^)v
当社でも、皆さんのご意見を参考にさせていただき、日々改良を心掛けています。
今回も以前からリクエストが多かった「マイページ機能」なるものを追加しました。
これは、自分だけの希望条件を登録して毎回検索条件を打ち込む手間を省いたり、気になる物件を保存しておいて販売状況の確認に使ったり出来る便利機能です。
是非、今後の住まい探しにお役立て下さい。(^^♪
※本コラムの目的は、これから不動産購入を検討している皆さまに、「購入する前に知っていただきたい」情報を業界内部の事情も含めてお伝えし、購入後に「こんなはずじゃなかった・・・!」と後悔することが少しでもないようしていただくことです。
※不動産取引は不慣れな方が大半ですが、きちんと事前に知識を習得しておけば恐れることはありません。
是非、少しでも皆さんのお役に立てていただければ幸いです。
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vol.59『フラット35』
■利用者急増?
景気低迷が長引き低金利状況が続く中、変動金利型住宅ローンを選ぶ人が増えています。
3メガバンクの住宅ローン利用者においても、金利上昇リスク懸念が高かった1年前と比較すると、1~3割程度変動金利型にシフトする人が増えているようです。
そんな中、固定金利型の商品である「フラット35」は、着実に利用者が増えてきているようです。
今回は、どこにその理由があるのか探ってみたいと思います。
■「フラット35」の特徴
「フラット35」とは、全期間金利固定型の住宅ローン商品であり、窓口こそ民間の金融機関になりますが、住宅金融支援機構がその債権を譲り受ける仕組みになっています。
大きな特徴としては、
・最長35年の超長期固定金利
・保証料、繰上げ返済手数料不要
・耐震性、バリヤフリー性に優れた物件には一定期間優遇金利を適用
※【フラット35】Sなどがあげられます。
また、金利についても、民間銀行の全期間固定型が概ね3%台後半であるのに比較して、フラットは2%台後半の設定が多いのも特徴です。
ちなみに総称して「フラット35」と呼んではいますが、ローン提供者自体は窓口となる民間金融機関ですので、金利や手数料、必要書類などはそれぞれ異なります。
■拡充ポイントと留意点
そんな「フラット35」が、今年の6月以降さらに使いやすくなりました。
「拡充」という名目で複数の変更点がありましたが、一番の目玉は融資率が9割から10割になったことでしょう。
これは、頭金が無くても貸してくれるようになったということですので、自己資金に不安がある人にはありがたい商品になりました。
また、民間金融機関の審査が厳しくなりがちな「勤続年数が短い方」「自営業者の方」などに対しても間口を広くみてくれていることも、使いやすいと言われる大きな理由になっているようです。
また、従来は対象外だった住宅ローンの借り換えにも対応できるようになった点も、大きな変更点です。
ただし、「フラット35」の利用の際に気をつけたい点もあります。
それは、通常の住宅ローンと比較すると、申し込みから決済実行までに多少時間が掛かる点です。
通常であれば本申し込みをしてから2~3週間程度で大体決済まで出来ますが、「フラット35」の場合、取扱金融機関によって違いますが概ね1ヶ月~1ヶ月半程度掛かります。
決済までの時間が制限されているケースなどでは注意が必要です。
今後は、上記のメリット・デメリットを踏まえた上で、ほかの住宅ローンとも比較してみて下さい。
当社でも「フラット35」が利用可能な物件に関しては、事前に分かりやすく表記をしていく予定でいますので、ぜひチェックしてみてください。
◇◇今回のまとめ◇◇
・低金利が続く中、変動金利型住宅ローンを選ぶ人が大幅増の傾向に。
・「フラット35」は固定金利型住宅ローンだが、使いやすさで利用者増。
・決済実行まで時間が掛かるケースが多いので要注意。
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