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JPMがお届けする不動産コラム 2008/2/29 vol. 8
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■ 契約に必要な書類のお話し
いざ契約本番です!不動産の契約には実にたくさんの書類が出てきます。
初めての方はこの書類の多さに驚かれるかもしれませんが、中身を知れば恐れることはありません!
ここでは一般的に必要になる書類をご説明しておきましょう。
・「売買契約書」・・物件に関する表記、売買代金、支払い期日、支払い方法などが主に記載。
・「重要事項説明書」・・契約に関する重要な事項が記載。売買契約書と重複する箇所が多い。
尚、この説明に関しては必ず「宅地建物取引主任者」による読み合わせが必要。
・「調査報告書」・・管理会社から提出される物件の管理に関する説明書。
過去の修繕履歴や今後の大規模修繕計画、駐車場の空き状況や、ペットに関する決まりなどが記載。
・「付帯設備表」・・室内に付帯しているキッチンや浴室などの設備状況などが記載。
・「物件状況報告書」・・周辺環境や耐震・アスベスト診断の結果などが記載。
・「管理規約」・・マンションごとに定められた居住に関するルールブック。
・「登記簿謄本」・・法務局が保管する不動産の経歴書。物件の内容・所有者・抵当権者などが記載。
などが主な書類内容です。
また、上記以外にも評価証明書、納税通知書、公図、建物平面図などが添付されたりします。
専門用語が多いので難しく感じる方もいるかと思いますが、内容に関しては一般常識的な話がほとんどです。
いずれにしても、「分からないことがあればちゃんと聞く」ことが重要です。
また、ワンポイントアドバイスとして、売買契約書にしても重要事項説明書にしても、
末尾の「特約事項」に書いてあることは、その契約に関する特別に大事な決め事であることが多いものです。
ここだけは十二分に理解をしてから、契約をすることをオススメします!
■ 契約の流れ
書類についてはホントに大雑把ですが、なんとなくご理解頂けましたでしょうか?
さて実際の契約ですが、内容としては上記でご説明した「売買契約書」と「重要事項説明書」の
読み合わせと署名・押印、そのほか関係書類の説明、手付金の授受などが中心で、時間的には1~2時間程度で終わります。
尚、手付金の額ですが、中古住宅の場合は売買代金の10%程度が一般的です。
但し、金額に関しては売主・買主双方の合意が得られれば問題ありませんので、希望額があれば相談してみましょう。
また契約の際に、住宅ローンのご利用予定がある方は、事前審査に必要な書類にご記入をいただくケースがほとんどです。必要な書類は、利用する金融機関によって異なりますので、事前に確認が必要です。