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JPMがお届けする不動産コラム 2009/3/4 vol.49
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不動産流通の繁忙期ということもあり、人気のある物件は非常に早いペースでドンドン終了しています。
本ホームページに掲載している物件は、全て当社のスタッフが暑い日も寒い日も現地まで行って実際に取材・撮影してきた物件ばかりです。
ただ、「情報は鮮度が命」とのコンセプトの基、終了のたびに掲載から落としていますので、新規物件情報の補充が大変ですが、今後も皆様が求めている情報を提供し続けていきたいと思っています。
本コラムの目的は、これから不動産購入を検討している皆さまに、「購入する前に知っていただきたい」情報を業界内部の事情も含めてお伝えし、購入後に「こんなはずじゃなかった・・・!」と後悔することが少しでもないようしていただくことです。
不動産取引は不慣れな方が大半ですが、きちんと事前に知識を習得しておけば恐れることはありません。
是非、少しでも皆さんのお役に立てていただければ幸いです。
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vol.49『買う目的』
■住まい?資産?
住宅を買う目的は、人によって違います。
一般的なのは、実際に住むことを目的とした購入で、「実需(じつじゅ)」と呼ばれます。
こちらは、純粋に「住まい」としての住宅になります。
それと対称的に、賃貸に出すことや節税対策を目的とし、自分では実際に住まない購入を、「投資」と呼びます。
こちらは、どちらかというと「資産」としての住宅になります。
当然、この目的によって選ぶべきエリア、価格、築年数はまるで変わってきます。
■実需
実需の場合でも、ずっ~と住むのか、とりあえず当面なのか、で選ぶべき対象物件は異なってきます。
将来のどこかで賃貸にまわしたり、売却してお住み替えの可能性があるかもしれない方は、極力立地にはこだわるべきです。
とくに駅からの距離は、「立地」を左右する重要な要素です。
基本的に、最寄り駅に10分圏内というのは一つの目安になります。
(ちなみに不動産表示の1分は80m換算で、信号や坂道は考慮されていないことがほとんどです。)
ただし、病院や学校、商業施設などが充実しており、一つの街が形成されている住環境であればバス便などでも「好立地」と言える場所があります。
そういう場合は例外ですので、そのあたりはケースごとに検討が必要です。
逆に、永住目的で住むのなら立地は後回しでも良いと思います。
どんな田舎であっても、住む自分たちが満足できることが大事になりますから。
■投資
投資の場合は、実需のケースよりさらに立地に対するウェィトが高くなります。
こちらの場合も、駅から遠くても大学が近くにあるなど、賃貸需要が特別に高いエリアは別です。
ただし投資物件の場合、「いつでも賃借人が途切れないこと=安定的な収益が得られること」が最優先になりますので、基本的にやっぱり重視すべきは駅近でしょう。
ですから、都心から離れるほど、一般的には投資物件の利回りは高い物件が増えるわけです。
これも、ハイリスクハイリターンの原則ですよね。
結局、何が目的で、どういったリスクを取るのか、自分でよく考えて順位を決めておくことが重要になります。
もし、「どちらの物件にしようかしら」とお悩みの場合は、今一度このあたりの考えを整理してみると良いかも知れません。
◇◇今回のまとめ◇◇
・購入する目的が何であるか、よく整理して順位付けておくことが重要。
・「立地」は重要な要素。ただし、例外エリアはあり。
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