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JPMがお届けする不動産コラム 2008/4/14 vol. 14
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■部屋位置ごとのメリット&デメリット
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一口にマンションといっても、各住戸位置によって値段の設定は変わります。
低層階と高層階、中部屋と角部屋、北向きと南向きなど、条件は一つとして同じ不動産はありません。
それぞれのお部屋ごとにメリット・デメリットが存在します。
例えば、角部屋は日当り・採光・通風に優れますが、価格が高くなります。
逆に、防犯性や断熱性では、中部屋の方がベターです。
高層階は眺望が良いお部屋が多いですが、エレベーター待ちが面倒だったりし、何より金額がはります。
逆に、低層階は防犯が気になったりしますが、お庭がついている部屋などは、戸建て感覚でガーデニングが楽しめたりもします。
また方角に関しても、一般的には「南→東→西→北」の順に価格が安くなると言われていますが、これも正直好み次第だと思います。
確かに南向きはベストですが、「東向きのお部屋は、朝気持ちよい」「西向きのお部屋は、午後の日差しが暖かい」などが長所と言われていますが、資産価値的にはそれ程差はありません。
いずれにしても、長所ばかりのお部屋なんてありません。
結局、最終的に肝心なのは「自分たちの優先順位」です。
これが、不動産選びの時のポイントです。
■永住思考?買い替え思考?
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中には、オススメしづらいマンションはありますが、最終的には
「何を目的とするのか?」
「何を優先するのか?」
で選ぶマンションも異なります。
その中でも、そこを「終(つい)の棲家」と考えるのか、次の生活ステージに移るまでの住居と考えるのかで、大きく選択肢は変わります。
例えば、「終の棲家」としての住まい探しならば、自分たちが納得する立地であれば不便な場所でも構わないでしょう。
逆に、少しくらい駅から離れている物件の方が、自然に囲まれた素晴しい住環境の物件が多いものです。
一方、
「結婚するまでの間の住まい」
「子供ができるまでの間の住まい」
といったように、将来的にいずれ住み替えることを前提に考えている方であれば、やはり立地の良い物件を押さえておくことをオススメします。
その方が、将来、売却や賃貸に出す際にも融通が利きます。
要は「何を目的に住むのかによって、選ぶべき住宅のタイプは異なる」ということですね。
皆さんも、自分たちの住まい探しの目的を、再確認してみましょう。